時短術の法則その2「リセット」


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パラレルキャリア・ビジネスアカデミー(PBA)主宰 三浦さやかです。

時間の有効活用「時短術」法則その2

今日は2つ目の法則、「リセット」についてお話しします。
そもそも、集中力は無限に続くでしょうか?脳が疲れると集中しづらくなりますが、試合中のアスリートがびっくりするようなスーパープレーを連続して起こすことがありますね。その時の集中状態は非常に高いレベルで「フロー状態」などと呼ばれています。
一方、最後の最後で驚くようなミスをして試合に負けてしまうこともあります。これはまさに集中力が切れてしまったことによるものです。
このことが示すように、集中力が切れると仕事であれスポーツであれ、作業のパフォーマンスを低下させます。集中力は「仕事効率」と言い換えることもできます。
無理やり集中力を高めようとするとどうなるか?私たちよりストイックに鍛えているアスリートでさえぷつっと集中が切れてしまうことがあるわけで、逆に脳、身体全体の疲弊を引き起こしてしまいます。

集中力維持のために実践してほしい「リセット」

起床直後の脳のパフォーマンスが100%として、徐々にパーセンテージは下がりますが、70%ほどに下がってしまった効率を90%までに回復することは可能なんです。疲弊しきって20%に落ち込んでしまう前に、ちょっとした休息を挟んであげる。
その方法は「睡眠」です。
夜ぐっすり眠る。ただそれだけなんです。
脳が朝、高いパフォーマンスを発揮するという第2回でお伝えした事実は、この睡眠を取ることが大きく関わっています。リセットもされている状態ですのでまさに鬼に金棒です。
そして、このことは健康にも大きく関わっています。日本人は勤勉な民族だと言われ、昨年も、強制的な残業が続いて自殺した女性のニュースが報じられました。忙しい時、追い詰められるとしがちなことは「睡眠時間を削って作業する」です。
加えて、とある研究では睡眠時間を削ったことでガンのリスクが6倍に、脳卒中は4倍、心筋梗塞は3倍、高血圧は2倍、糖尿病は3倍になるという結果があります。
睡眠時間が6時間以下の人は7~8時間の人に比べて死亡率が2.4倍高くなるという研究もあります。
睡眠時間を削るということは、長く見ると自分の寿命を削っているということです。そして睡眠時間を削った翌日以降は集中力が大きく低下してしまいます。これはトータルで見ると大きな損失です。
もしも今、これを見てくださっているあなたが睡眠時間を削って頑張っていらっしゃるのであれば是非、睡眠を確保するためのスケジュールを立ててみてください。朝早く起き、すっきりした頭でコーヒーを飲みながら1日のタスクを整理して能率よく日中を過ごす。
これってとても豊かな時間ではないでしょうか?

法則その2まとめ

忙しい時ほどしっかり睡眠をとる
皆さんの毎日が少しでも豊かになるヒントになればとても嬉しいです。

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